コスプレに走ったフミ子【番外編1】タクト君。
フミ子の話はこちら。
秋葉原でフミ子が勝手に呼んだタクト君の話。
秋葉原でフミ子が会おうと誘ったくせに終始放置された男、タクト君。
その日は最後に浅草の居酒屋に入り、ようやく彼も色々と話ができる状態になった。
フミ子が無礼を働いた時間の方が遥かに長いが、居酒屋でフミ子が酔い(←めんどくさ)、トイレに行ったり勝手に電話しに行ったりしている間に一対一で話した感じだった。
大した話はしていない。
翌日。
タクト君からマイミク申請が来ていた。
イヤー・・・
めんどくさいー・・・
あなたとこれ以上関わる気はないんですが。
しかしフミ子の友人だし一度会っているため断ることもできず、仕方なくマイミクとして迎えた。
すぐさまタクト君から個人宛のメッセージが届いた。
「昨日はありがとう」とかそんなのだったと思う。
私も一言「せっかく千葉から出てきてくれたのにあまり気を遣えなくてごめんね」とか返した。
そこからが厄介だった。
メッセージのラリーが続いたのだ。
なかなか切れない。
私は何度か終わらせる方向で文を打ったが、タクト君の返事はほぼ必ず疑問形だったり返事が必要な内容で返ってくるのだ。
だからあなたとこれ以上関わる気はないんですけども。
どうしたものか。
”フミ子の友達だから邪険に扱えない”なんて思っていたのだが、今思えばどうしてフミ子のことを気にしてやらなきゃいけなかったんだろうと思う。
最初の一言(気を遣えなくてごめん)だけで、あとは無視すればよかった。
しかし当時は気を遣いすぎていてそれができなかった。
そしてラリーは日をまたいでしまった。
これいつまで続くんだろう。
そう思っていたところ、タクト君がついに食事に誘ってきた。
「つか、鍋食いたくない?」
食いたくありません。
「いいね☆」とか「食べたい☆」なんて返してしまえば100%「じゃあ食べに行こう」となるだろう。
おそらく2人で。
絶対イヤだ。
ラリーが続く時点で不審に思っていたが、やはりそういうきたか。
めんどうだ、タクト君。
しかし逆にこれが好機だと思った。
私は「いや別に。毎日(夕飯は)鍋みたいなもんだし」と返した。
タクト君は「そっか」と。そしてまたまた何か話題を変えて返事をよこしてきた。
やるなタクト。食事断ったのにラリー続けるつもりだ。
仕方がない。
これはもうぶった斬ろう。
私はタクト君の文面に一言返事をする内容と、最後に「出かけてくる」と打った。
タクト君は「そっか。じゃあまた。いってらっしゃい」とか返してきた。
よし。終わった。
一旦終わったので、今後またメッセージが届いたとしてももう返事なんかするまい。
そしてそれ以降実際は何も届かなかった。
しかし私が気の置けない友達たちに発信していたブログも当然見にくるわけだし、そこにコメントを残してくることもあり、やはりめんどうだと思った。
タクト君だけではなく、その後も私が望んでいないマイミクが増えたことで自由にブログを更新することができなくなり、私はついにmixiを退会した。