黒子の黒い腹のうち

ひいた男、ムカつく女。

超鈍感セクハラ男(22)T氏の悪事、部長に報告

kuroikuroko.hatenablog.com

 

いよいよ金曜日。

 

昼過ぎ、営業からメールが届いた。

コンプライアンス室長と一緒に派遣先の部長に会ってきましたよ」

 

 

営業が言うには、報告書を見た部長はみるみる顔を真っ赤にし、 

「なんだコレは・・・なんなんだコレは!!」

と怒り心頭したらしい。

 

そしてものすごく謝ってきたと。

本当に申し訳なかったと。

 

できれば黒子に直接謝罪をしたいところだが、もうこんな会社来たくないだろうし顔も見たくないだろうし・・・と、こちらの気持ちも汲み取ってくれたらしい。

 

そして部長はT氏に早急に事実確認を取り、また改めて連絡するとのことだった。

 

 

 

部長にクレームをつける前、私は営業に「黒井さんとしてはどうしたいか」と希望を聞かれていた。

 

まず絶対にやって欲しいことは、この会社で私の携帯番号を登録している人は直ちに削除して欲しいということ。

 

これはT氏に限らず、元指揮命令者のK氏やチームリーダー、もう1人の社員もなぜか登録しているのだ。

 

あくまで緊急連絡先として。

 

1つ確実なのはK氏に至っては会社からスマホを支給されていないため、K氏個人のスマホだった。

 

冗談じゃねぇ。絶対消せよ。

 

そしてもしそのような緊急連絡網があるならばそこからも削除して欲しいと言った。

 

T氏に至ってはメールのやり取りも着信履歴もとにかく全部跡形なく削除して復元もできないようにしてくれ、第三者がしっかり確認もしてくれと言った。

 

あとはT氏については、会社規定に従って罰してくれればいいと伝えた。

 

本音は「単身赴任をといてさっさと地元に帰れ!」と言いたいところだったが。

 

まぁ・・・既婚者でありながら独身の一派遣を口説こうとしたことは大した罰則にはならないだろうと思ったし。

 

(メール攻撃で失敗に終わってるからね)

 

T氏は卑怯者なので逆恨みされるのも怖いし、とりあえず罰則は会社規定で任せると言っといた。

 

 

 

以上の黒子の要望を部長に伝えてもらい、部長も本人確認と一緒にすぐに対応すると言ってくれたそうだ。

 

 

そしてその日の夕方。

部長から電話があったと営業からメールが届いた。

 

 

つづく