黒子の黒い腹のうち

ひいた男、ムカつく女。

超鈍感セクハラ男(3)終業後、仕事の内容でメールしてくる。

kuroikuroko.hatenablog.com

 

その後、終業後にT氏からどうでもいいショートメールが届くようになった。

 

ほぼ毎日。

 

 

例えば。

 

「今日フリーズしたのは黒井さんだけではなく全社的なものでした。」

 

→ある日、会社オリジナルのソフトが使用中にフリーズした。

 

全員が常にそれを使用している訳ではなく、その時も周囲で使用しているのは私だけだった。

 

その日はそのソフトが動かないと作業ができなかったので、仕方なく他の作業を先に進めたのだが。

 

ソフトがフリーズしたのは昼過ぎ。

その日残業を終えて帰路に着いたのは20時とか21時。

 

会社を出てすぐT氏から冒頭のメールが届いたのだ。

 

それわざわざメールで伝える必要ある?

フリーズしたの昼なんだから残業終わるまでの間に分かってたし伝える暇もたくさんあっただろ。

 

ていうかそんな雑談明日でもよくない?

 

 

こんな感じで、どうでもいいけど仕事の内容を絡めてメールをしてくるようになった。

 

 

何が嫌って・・・

毎日私が会社を出た直後に送ってくるのが気持ちが悪い。

 

就業中に作業指示で話す機会はたくさんあるし、残業だってT氏の采配次第だ。

T氏が「今日はもう帰っていい」「これ以上は特にない」と言うからそれで帰る。

 

なのに私が会社を出た途端、何かしらショートメールを送ってくるのだ。

 

「今日の○○は××でしたね」とか「小銭持ってます?両替できそうなら明日おつかいに行ってもらう必要がないんですけど」とか。

 

 

全部「なんで会社にいる時に言わないの?」「明日でよくない?」「それ退社後にメールするほどの緊急性ある?」って感じなのだ。

 

仕事の内容であればメールができると思っているようで気持ちが悪かった。

 

というかそれを口実に終業後も連絡取り合ってたいってことなんだろうけど。

 

 

実際、私は返信していた。

 

これは仕事のメール・・・?

返信しなきゃダメ?

どうでもいい内容だけど仕事の内容だし無視しちゃマズイよな・・・

 

結果、気持ち悪いなと思いながらも無視できなかった。

 

T氏と1対1の仕事だし、返信しなければ翌朝何か聞かれると返答に困る。仕事しにくくなるのも嫌だしなと思っていた。

 

それにメールの内容的には仕事のことしか触れてない。

 

気持ち悪いからってこんな内容でハラスメント扱いしたんじゃ「自意識過剰女」になるんじゃないか。

 

幸い派遣契約はあと1〜2ヶ月だ。その間どうにかしのぐか。勘違いかもしれないし。

 

そんなことを思っていた。

 

 

だが、だんだん返信も面倒になってきて顔文字だけで返すことも増えてきた。

 

今だから分かるのは、顔文字で返信は絶対にダメだってこと。

 

こちらとしては「面倒だから」でも、受け取る方は「面倒だから」は伝わらない。

 

顔文字や絵文字が入ったメールは、受け取った方は嬉しいだろう。

 

文字列だけのメールは無機質でおカタイ印象だが、顔文字や絵文字を使用すると、少なくとも相手とのやり取りが嫌だとは思われないだろう。

 

当時はそんなことに気づかなかった。

 

 

つづく